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映画『ChaO』

世界のアニメファンが大熱狂!アヌシー国際アニメーション映画祭 上映会&舞台挨拶 オフィシャルレポート

青木康浩監督が作品への手応えを語る「ハッピー、スペクタクル、ユーモアを体感して!」

現在開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭2025にて、映画『ChaO“世界初上映”!上映前には、青木康浩監督登壇の舞台挨拶が行われました。

アニメに特化した映画祭としては世界で最も長い歴史を持つ、アヌシー国際アニメーション映画祭。1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立し設立され、世界最大規模のアニメーション映画祭としても知られています。今年は約100カ国から3,900本以上もの映画作品が寄せられる中、『ChaO』は長編コンペティション部門にノミネート。同映画祭のディレクター・マルセル・ジャンは、本作について「積極的なグラフィックスタイルと大胆な色使いが特徴」と評し、早くも世界から注目を集めています。グランプリにあたるクリスタル賞を受賞すれば、日本の映画作品では『紅の豚』(1993年公開)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1995年公開)、『夜明け告げるルーのうた』(2017年)に続き4作品目、8年ぶりの受賞となることから、映像業界内でも期待が高まっています。

そんな中、現地時間6月13日(金)に世界最速となる本作の上映会と、舞台挨拶を実施。上映開始前には、会場の外は長蛇の列となり、上映を待ち切れない観客で溢れかりました。舞台挨拶には、青木康浩監督、田中栄子(プロデューサー)が登壇。監督は「ボンソワール、監督の青木康浩です。ChaOはこの地アヌシーで初めての上映になります。皆様にこの作品をお届けできる事を大変誇りに思っています。」と冒頭に挨拶をし、「本作を見る前に少しこの作品の取扱説明をさせてください。様々なキャラクターが登場する中で、色々なことを散りばめては去っていきます。そして忘れた頃にそのオチが急に現れます。非常に細かいネタを仕込んでいますのでそこを見逃さないでください。でも安心してください。もし見逃してしまったら、チケットを買ってもう一度映画を観てください。」と語り、会場は爆笑の渦に包まれました。

最後に「混ぜるな危険とは良く言いますが、この作品はごちゃ混ぜです。人魚と人間、コメディとシリアス、そしてまさかのSTUDIO4℃での制作です。ハッピー、スペクタクル、ユーモアを体感してください。」と語り会場は拍手喝采となりました。

上映中には会場を埋め尽くした約1,000名の観客から、時折笑い声や拍手が湧き起こるなど、大きな盛り上がりを見せ、上映後、熱狂のあまり観客がサインを求め1時間あまり監督を平和的に取り囲む場面も。鑑賞者からは「こんな映画観たことがない。年令を問わず世界でも受け入れられる映画だと思う。」、「視覚的にもストーリー、キャラクター的にもすべてが最高だった!」といった感想も飛び交うなど、海外のアニメファンの心もしっかりと掴んでいることがうかがえる本作です。

アヌシー国際アニメーション映画祭の授賞式は、現地時間6月14日(土)に実施予定です。賞の行方にも大きな注目が集まりますが、引き続き本作の続報にご期待ください!

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